平成24年度 診療報酬改定の概要と解説

平成24年度 診療報酬改定の概要と解説について

平成24年度の診療報酬改定は、「社会保障・税一体改革成案」で示した2025年のイメージを見据えつつ、あるべき医療の実現に向けた第一歩の改定であると位置づけされています。
国民・患者が望む安心・安全で質の高い医療が受けられる環境を整えていくために必要な分野に重点配分されています。

 

負担の大きな医療従事者の負担軽減
今後とも急性期医療等を適切に提供し続けるため、病院勤務医をはじめとした医療従事者の負担軽減を講じられています。

医療と介護等との機能分化や円滑な連携、在宅医療の充実
今回改定は、医療と介護との同時改定であり、超高齢社会に向けて、急性期から在宅、介護まで切れ目のない包括的なサービスを提供する
がん治療、認知症治療などの医療技術の進歩の促進と導入
日々進化する医療技術を遅滞なく国民皆が受けることができるよう、医療技術の進歩の促進と導入に取り組む。
在宅薬剤管理指導業務の推進や薬局における薬学的管理及び指導の充実
在宅薬剤関連業務を推進するとともに、残薬確認、お薬手帳を含めた薬剤服用歴管理指導の充実を図る。
後発医薬品の使用促進
薬局からの後発医薬品の情報提供等を推進する

どのあたりが大きく変わったの?

急性期医療等の適切な提供に向けた病院勤務医等の負担の大きな医療従事者の負担軽減

  1. 救急・周産期医療の推進
  2. 病院医療従事者の勤務体制の改善等の取組
  3. 救急外来や外来診療の機能分化
  4. 病棟薬剤師や歯科等を含むチーム医療の促進

医療と介護の役割分担の明確化と地域における連携体制の強化及び在宅医療等の充実

  1. 在宅医療を担う医療機関の役割分担や連携の促進
  2. 看取りに至るまでの医療の充実
  3. 在宅歯科・在宅薬剤管理の充実
  4. 訪問看護の充実、医療・介護の円滑な連携

医療技術の進歩の促進と導入、その他の分野

  1. 医療技術の適切な評価、がん医療や生活習慣病対策、精神疾患・認知症対策、リハビリの充実、生活の質に配慮した歯科医療
  2. 医療安全対策、患者への相談支援対策の充実
  3. 病院機能にあわせた入院医療、慢性期入院医療の適正評価、資源の少ない地域への配慮、診療所の機能に応じた評価
  4. 後発医薬品の使用促進、長期入院の是正、市場実勢価格を踏まえた医薬品等の適正評価
など

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